函館の旅(1日目ー2)市街2 | OVER THE RAINBOW 


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函館の旅(1日目ー2)市街2



二人で函館駅に着いた時には雨もやんで青空が見えてきました。ずーっと歩いてきたので、私は暑くて、主人はちょうどよくなってきたみたい。やっぱり歩いた方が体調もいいよなんて主人は言うのですが、今日羽田に行くために何時に家を出たのか思い出してほしいくらい。ともかく市電に乗ってよと私は訴えて、まだ先はあるからと強引に停留所から市電に乗り込みました。



函館自由市場に行ってみると、もうお昼もとっくに過ぎていたのでお店の大部分は品物も少なくなって、帰る準備をしているところもあるくらい。朝に行った函館朝市と比べると、掛け声もほとんどなくてゆっくり見れるからいいかもしれない。値段的にはそれなりなんだけれど、同じ値段だったら朝市よりは品物が良いみたい。でも量が多くて、函館の人は普通のお店で買うのかね〜なんて、主人と話しながら五稜郭へ向かうことにしました。



五稜郭タワーに着いた時は空からは大粒の雨が降り出して、見物どころではなくなってしまいました。あわててタワーに飛び込んでお茶を飲んでゆっくりすることにしましたが、二人とも朝が早かったので椅子に座ったら頭がボ〜ッとしてきて・・・お店の名前なんだったかな?

待っても、待っても、雨は小降りにならなくて、夕方から函館山に行こうねって決めていたのに、主人はきっと函館山は今日はだめだよと珍しく中止にしたがっている様子です。お父さん、出張で函館に来た時夜景見ちゃったんでしょう?と聞いてみると、観光バスに乗って全部見ちゃったという返事がかえってきました。

やっぱりね〜。お母さんは見たことがないの?と気を使っている様子がします。友達と横浜から車で東北・北海道と来た時に見たわよと答えると、それじゃあ、すみれの塩ラーメンを食べて体を温めようよと、まったく関係のない話でまとめようとします。お寿司はどうなるの?生・生・生のお刺身・イカそうめん・・・食べたい!朝の三色丼じゃあ、あまりにも悲しい。

どうも主人は寒くて、火が通った食べ物を食べたいらしい。お刺身大好きの主人だけれど、頭の中とお腹の中は、ただただ温かい食事を求めている状態。そんなに寒い?お父さん、トレーナーとウィンドブレーカーだって着ているじゃない。それに、まだ晩ご飯の時間じゃないよ。



本当にどうしようもないお父さんだと思いつつ・・・来ちゃいました、五稜郭前のすみれです。それぞれに塩ラーメンと餃子、それにチャーハンを一品追加して半分ずつ二人で食べて、お腹はいっぱいでますます二人に眠気が襲ってきます。お母さん、腹ごなしにまた函館駅まで行って、赤レンガ倉庫まで歩こうよと主人が言うので、また歩くんかい!と言いたい気分。京都のときもそうだったけれど、どうして同じ所を何回も歩くのが好きなんでしょう?まったく・・・

それでも、またまた来ちゃいました、赤レンガ倉庫。この近くに市電の停留所があるのに、わざわざ駅で市電をおりてから歩いてこなくちゃいけないのかしら。それもまっすぐ行けばいいのに、市電の線路づたいに傘をさしながらグル〜〜〜っと回っていくんですよ。全然意味がわかりません。私に言わせれば、一生独りで歩いていればっていう感じでしょうか。雨は止んで若干曇り気味ですが、函館山に行けば夜景が見えるかもしれないよ。



ところが赤レンガ倉庫に着いた瞬間、またもや主人が行方不明。もう探すのなんか面倒くさくて嫌だ。勝手にすればと言いたいのですが、今回はお財布や荷物を全部主人が持っていて、私は首にかけたデジカメだけなので、はぐれた場所でず〜〜〜〜〜っと待つしかありません。それも建物の外ですよ。夕方になって、さすがに私もパーカーを着るくらい寒くなってきて、強い海風が吹いてくる外はあんまりじゃないの。

いなくなるなら建物の中でいなくなれ!って、いつも思っちゃう。私の前を歩いてと言っても、主人はいつも私のやや斜め後ろ横を歩くんです。見えると言えば見えるし、見えないと言えば見えない位置。それでいなくなっちゃうなら、私のためのサポート歩きなんて完全になってないでしょう。どちらかというと、私が人混みからお父さんを守っているようよ。まさに人生そのものと、一人で納得。

強引に手をつないで歩くと、主人は困ったようにしています。こら〜〜、ありがたいと思いなさい。他の方から見ると、仲の良い夫婦のように思えるでしょうが、これ全然意味が違うんですよ。(お父さん、強調しておくからね)。私にしてみれば、小さい子供を連れて歩いているような心境なんです。

おかげで赤レンガ倉庫の写真は、これでもか!っていうくらい撮れましたが、函館山はどこかへ消えてしまいました。もう写真も撮り飽きたという頃に主人がどこからか戻ってきて、寒くてなんだか体の具合が悪くなっちゃったとうつむき加減。え〜〜〜〜〜?じゃあ、もうレンタカーで大沼プリンスまで行こうかと言うと、にっこりと安心した様子をします。本当に具合が悪いんかい???





暖房をガンガンにつけて、ナビの指示するとおりに車を走らせ、無事に大沼プリンスに到着しました。その後主人はホテルの大浴場に行って体を温め、大浴場の横にあったマッサージ室で全身をもみほぐし。ご機嫌で部屋に戻ってきましたが、私はどうなのよ。明日から私だって毎日マッサージ室に行っちゃうからね。可愛そうな私の足。絶対これってむくんでいる。だって指で押すとへこんじゃうもん。どっちが具合が悪いのか?どう考えたって私でしょう。

明日のマッサージを楽しみに、おやすみなさいとお部屋のライトを全部消した瞬間・・・・・・・・・・

お部屋の端から端までの大きな窓から・・・・・・星・星・星・星・星・・・・・・真っ暗になった空に一面の星・・・・・なんて・なんて素晴らしいんでしょう。星ってこんなにあったんだ〜と、ひとりごと。寝かかっていた主人を起こして、二人で見とれてしまいました。思わず、プラネタリウムみたいだねと言った自分たちが恥ずかしくなったり。こうやって素晴らしいものを、普段の生活から私たちは見落としていたりしているのかもしれないね(ここは真面目な話です)。

     つづく・・・

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