2007年07月の記事 | OVER THE RAINBOW 


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ハワイ旅行記の最後に


ハワイ旅行のブログも、今日で終わりになりました。昨日が13日の金曜日だったので、縁起が悪くなるといけないから(歳だな〜)、今日まで延ばして本当に終わり。私の「楽しいブログのコーナー」で紹介している、瑚巴里さんのブログに刺激を受けて書き始めました。毎回1番楽しんでいたのは私で、あの時に戻って旅行をしているようでした。



写真がきれいに映っていると友人にも言ってもらいましたが、それはハワイの空気のせい。私は数年に1度くらいしか撮ったことがなく、カメラも出発の2日前に買った初めてのデジカメ。あれ?あれ?と、シャッターがおりなくて、デジカメなのにピンボケも。でもそれもいいかな?



主人ももうすぐ定年になると、これからは2人で楽しむことが多くなるんだろうな。今まで頑張ってきたご褒美で、また行かなくちゃ。それでは、また!MAHALO!


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ハワイ最後の日(8、9日目)


今日がハワイ最後の日になってしまった。帰りたくないと、何回も言葉に出してしまう。私はしばらくここに残るからって、言いたいな〜。

冷蔵庫の中身は、昨日までに空っぽにしておいたので、朝食を食べたくても何も入っていなかった。でも昨日の夜遅くまで歩きまわり、荷物の整理を何もしていないので、外に食べに行く時間もない。昨晩は夜遅くまで、2人でワイキキをさまよったからね。もう終わりかと思うと名残惜しくて、とてもお部屋に戻る気にはならなかった。



それでも帰らなくちゃいけないから、頑張って荷物をまとめなくちゃいけないのだけれど、荷物を詰めるのはいつも私の役目なので、KIKUテレビを呑気に見ている主人に、ABCでいいから、食べるものなんでも買ってきてと頼んでみた。主人は1人だけ外に行けるのがご機嫌で、行ってくるね〜と出かけて行く。

きっとしばらくは帰ってこないだろう。遠くのABCに行ったんだと思うようにしよう。それとも警察に捜してもらおうか。きっとワイキキを歩きまわるんだろうな。そこそこで帰ってくるのよ。新婚旅行の時に私の大好きなハワイにしたいと言ったら、海なんて〜と言ってシンガポールにした人が、一度来たらハワイ大好き人間になって、今では一人で飛び回りたくて仕方がないようだ。ずっと飛び回っていてもいいのよ。時間になったら帰っておいで。



帰りのタクシーは2、3日前に、チャーリーズタクシーに12時に来てもらうように予約済み。もちろんタクシーの割引クーポンもゲットしておいた。荷物も2つのスーツケースと、機内持ち込み用の2つのバッグに、重さを考えてしまい込む。

全部終わったころに、主人がただいま〜と元気に帰って来た。終わるのどこかで見ていたんじゃないの?食事をしてバタバタしているうちに、もう11時をとっくに過ぎていた。フロントでチェックアウトをしているうちに、タクシーが到着。予約時間より10分以上早くて、きちんとしているなと2人で感心する。



さあ、空港に出発だね。ああ、本当にもう帰るんだ。ワイキキ、バイバイ!また来るから待っててね。



空港に到着し手続きをして中に入ったのだが、あんなにアメリカ入国には厳しかったのが、出国は本当に簡単。あっという間に終わってしまった。もちろんスーツケースの2つの重量もOK。やれやれ。その代り、重い機内持ち込みのバッグが2つあるんだけど。

搭乗口に向かったがまだ手続きの時間ではなかったので、上の階に行ってのんびり景色を見ていた。本当にもう帰るんだねと言うと、ハワイだけは帰りたくないって思うよねと主人も言う。どこに旅行に行っても、日本や私たちの住む横浜が見えるとホッとするんだけど、ハワイだけは家の前に着いても、また戻っちゃおうかと思ってしまう。行く時の飛行機の時間は長く感じられるんだけど、帰りは短く感じるんだろうな。



いつも帰りの飛行機の中で、日本に着いたら又このままハワイに戻っちゃおうかなと考える。家族でハワイに来た時も、帰る時はみんなでしょんぼりしてしまった。行きの楽しそうな様子とは大違い。日本に向かうにつれて、どんよりと重い黒い雲が近づいてくるように思えてしまう。

搭乗手続きが始まったので下のブロックに降りて行くと、もう中に入ってしまったおじさんが(私たちより若干年上の感じ)、トイレに行くから出させてくれと大騒ぎをしている。まだ飛行機には乗り込めないし、そのブロックからはもう出れないし。

何とかできないのかな
と主人は言うけど、どうしようもないよね。おじさんと一緒に来ていた人たちが、一生懸命なだめているのを見ながら、あんなに騒いで動くより、静か〜にじ〜っとしていた方がいいよねと、同情するしかない私たちだった。

しばらくして飛行機に乗り込み、お父さん、窓際の席に座っていいよと言うと、本当?いいの?と、大喜びしている。主人はハワイが本当に久しぶりだったので、最後の最後まで見ていたいだろう。窓にぴったりと主人が顔をつけて見ているので、私が写真を撮ろうとしてもじゃまになってできない。



ついに飛行機が飛びあがり、主人の頭が後ろに倒れた瞬間にパチリ、パチリ。ピントがずれてそう。やっぱり窓際に座った方がよかったかな。主人をぐっと抑え込んで、強引に写真を撮りたい心境になる。でも他の人たちがいる前で、感情を爆発させるわけにはいかない。と言って、穏やかにあきらめるほど、私は人間ができていない。

飛行機は前上がりの態勢になっているのに、ベルトをしている主人は、必死になって窓に顔を近づけて覗こうとしている。それは腹筋運動でしょう。可笑しいよね。本当に名残惜しいんだね。お父さん、1枚だけちゃんと撮らせてよと言うと、いいよと少し離れてくれたので、パチリ。ちゃんと写ったかな?



飛行機は順調に成田空港に向かっている。外は雲がとてもきれい。雲海って言うけど、本当に海のようだねと主人は感激しきり。窓際でよかったでしょうと聞くと、ありがとうとうれしそう。主人は普段でもありがとうという言葉が出てくる人なのだが、今日は気持ちがこもってるね〜と、笑ってしまった。

だんだん日本に近づき、座席の先にある画面にもそろそろと表示される。そろそろと言う文字ではないのだが。もう日本だ。がっくり!!日本でも楽しいことが待っているはずなんだけど、いつまでもこのまま幸せでいられますように。

ついに成田の景色も見えるようになってきた。ついに日本だ。成田になっちゃったねと言うと、主人も終わっちゃったねと、少し元気がない。また来ようねじゃなくて、また行こうねになっちゃったね。飛行機は成田に到着。



こうして私たちはハワイをいっぱい楽しみ、日本に無事に帰ってきた。今は主人も仕事があるので夏休みに行ったが、退職したら2週間くらいずつ行きたいねと話している。私の病気や、一緒に暮らしている年寄りもいるので、(?)印になってしまうのだが、そんなことは考え方ひとつ。自分の人生楽しみたかったら、自分で動くしかないと、このブログを打っている間は思うんだけど。

ハワイには年配の方も多く来られていて、方法を考えればいくらでも楽しく過ごせる。ビーチパークはいっぱいあるし、日陰でず〜っと海を見ているのもいいな。大きいホテルのプールサイドで本でも読んでいれば、夕方になればそこでショーを見ることができる。お水とホットドッグだけでも美味しくて、買い物なんかしなくても、あの空気の中にいられるだけで幸せ。

お父さん、医療費に比べたらハワイなんて安いもんよ。ストレスがたまって「危ない!」って思ったら、ハワイ旅行総合病院に入院しに行こうね。2人部屋・バス・トイレ・テラス付きで、電気・水道の経費込みよ。食事付き飛行機の送り迎えはあるし。他の人と一緒の入院だったら、ハワイ旅行総合病院の専用送迎バスまで付いているのよ。お義姉さんとのときは、リムジンが待ってたなんて驚きでしょう?

確かに可愛い看護士さんたちはお世話してくれないけど、ワイキキに行けば可愛い子たちを、見るだけだったらいくらでも可能よ。入院保険が利かないのが問題だけど、その分退職まで頑張って働いてね。キャー〜〜〜〜!



こうしてハワイでは優しい妻を演じていた私だったが(そうだったかな?)、次回のハワイを夢見ながら、日本ではいつもの悪妻・鬼嫁に戻っていくのであった。

     おわり・・・ MAHALO! KAZU


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あと1日(7日目ー2)


ハレクラニのロゴショップで買い物も終わり、これでよし!と大満足。アラモアナ、ワード、免税店、ワイケレ、これで忘れ物はないよね。2つのスーツケースと、機内持ち込みの大きいレスポのバッグとトートに、重量を考えて入れなくちゃ。後は、お父さんの欲しいものを買いに行くだけ。

お母さん、やっぱり4Eのスニーカーもう1足ほしいんだけど・・・
え?どこで買うの?突然言い出した主人に、悪い予感を抑えながら聞いてみた。スポーツオーソリティなら、4Eのサイズでたくさんあるんだよねと主人が答える。やっぱりそこか・・・じゃあ、ワードに行きましょう。

そう言えば義姉と来た時もフェラガモの靴を求めて、アラモアナとワイキキを1日2往復したっけ。1回目のアラモアナで荷物がいっぱいになって(何を買ったのかは書きませんから、安心して!)、ワイキキで買うからと戻ったら(当然今まで買った荷物はホテルにおいて)、どこを探しても決めていたものがなくて、また即行アラモアナに逆戻り(また買おうね)。

可笑しかったね。あの時のお義姉さんも、今の主人と同じように、申し訳なさそうな顔をしていたっけ。・・・と言うわけで、トロリーに乗ってまたまたワードへ移動する。今度は選ぶのも2度目で簡単なので、時間もかからず買うことができた。よかった、よかった。日本で後悔するより、行った方が早い。



2人で買い残しがなかったか、よく確認する。じゃあ、お茶でも飲んで少し休みましょう。帰りのフライトが午後3時頃なので、荷物は明日の午前中にして、夜遅くまで最後を楽しもうということになった。

トロリーでコンドミニアムまで戻ってから、免税店に行って(そこまで歩くの?)、その後ビーチサイドを歩き(そんなに?)、最後に食事をして(やっと)1日を終えることに2人(?)で決めた。最後までよく歩くと感心する。私は病後の身なんですが。足が痛い!!

トロリーでワイキキに戻り、お部屋で少し休んだ後、クヒオ通りを免税店に歩いて向かう。途中にはフードパントリーがあって、ここには何回も来たけどスーパーは本当に楽しかった。また今度来るときも、コンドミニアムがいいな。



お父さん、今度一緒に来るときは2週間くらい、ロイヤルクヒオに泊まりたいな
と言うと、主人もいいね〜。ゆっくり来ようねと、もう次のハワイの話をしているお気楽夫婦。以前ロイヤルクヒオに家族で泊まったときには、部屋の鍵と間違えて自宅の鍵を持って出かけてしまい、入れなくなって大騒ぎしたんだよね。

ハワイには独身時代(古いな〜)から、何回来ただろう。いつも楽しいことばかりで、思い出もたくさんある。日本に帰ったときは毎回頭の中が空っぽになっていて、しばらく使いものにならなかったけど、今度もきっとそうなるんだろうな。

免税店は1階から上の階まで、これでもかとしつこいくらいに回る。しかしこの上の部分の免税は全部見ないと出れない造りなんだねと、商売上手を妙に2人で感心しながら、カラカウア通りに出てきた。ここからビーチ沿いに戻るのね?



今回のハワイ旅行も、本当によく歩いた。バスやトロリーを使って、もっといろいろな所にいけばよかったかもしれないけれど、今回はのんびり旅行だから、このくらいでいいね。計画も大雑把だったので、しばられない旅でよかったね。次回に来るときは、もう少し個人の時間をとるようにしようか?あれ?ちょっと望みすぎ?

ワイキキビーチでも、もういいだろうと言いたいくらい夕焼けを見る。そしてまた同じように、退職したらもっとゆっくり来ようねと言うと、主人も今度は休みがいっぱい(小説じゃないけど、本当に毎日が日曜日)あるから、冬でもいいねと言う。

冬だったら、ノースショアが波が高くて見どころがあるから、行こうね。
それがいい、それがいいと、まだハワイにいるのに、次の旅行を考えて2人で繰り返し盛り上がる。お気楽を通り越して、おバカ夫婦?他の話はないのか?ないんです。



最後の夕食は、義姉と1月に来たアランチーノディマーレに決定。2人とも食べるのが早いので、いつも写真!と思った時には、これ何?のような残骸しか残っていない。今日はまだきれいな段階で気づいたので、写真にパチリ。今回はどこで食事するか決めていなかったので、予約をしていなかった分かなり待たされてしまった。



義姉と来た時と比べると、やっぱり夏は混むね。でも最後の夕食だから、ゆっくり味わいましょう。選んだ外にある席は気持ちがよくて、トーチの炎や歩いている人たちも、料理の一部のような気がする。何を食べても美味しくて、最後にまた乾杯をする。お疲れ様でした。かんぱ〜〜〜〜い!!

食事を楽しんだあとは散歩をしながら、コンドミニアムに戻ることにした。ハイアットを覗きながら、キングスヴィレッジへ。2人とも、本当にあきらめが悪い。足の裏が火傷をしているように痛い。



楽しそうなお店を見つけては寄り道をして、なかなか2人とも、お部屋に帰る気がおきない。主人も、お母さん、あっちに面白そうな店があるよと、次から次へ(本当に次から次へなの)と見つけてくる。

1人で見ておいでと言いたいところだが、最後も気持ちよく終わりたい。はい、はい、今行きますとお付き合い。明日の夜はもう日本だね。また来ればいいと思っても、私もやっぱり名残惜しい。そっちはコンドミニアムに帰る道じゃないよ。どうしてまたビーチに戻っていくのかな?誰かに言われたら、私たちを放っておいてくださいって言い返しそう。



いつまでも、 いつまでも、夜のワイキキをウロウロしている、後姿が悲しげなおじさんとおばさんでありました。さびし〜〜い!嫌だ、帰らないぞ〜〜!

     つづく・・・


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あと1日(7日目ー1)


明日の午後便で出発なので、フルに動ける日は今日が最後になった。今日は土曜日で、ハナウマへ行くビーチバスの便が多くなっている。ワイキキからの始発で行って、シーライフパークからの始発で戻れば、午前中にはワイキキに帰って来れる。

ハナウマには少ししかいられないが、泳ぐつもりはなかったので、私たちには十分だと、クヒオ通りにあるビーチバス始発の停留所に向かった。ハナウマは足が痛いんだよと、以前足の指を怪我した主人は懐かしそう。しかしハワイは朝も早い。寝ているのがもったいなくて、朝早くから夜遅くまで、みんな元気!



ハナウマのオプション料金が安くなったのと、夏休みが終わって家族連れがいなくなったので、混んではいたが始発のバスを待っていた全員が乗ることができた。やっぱりバスが速くて気楽でいいなと、主人はどちらかと言うと、トロリーよりバスの方が好きらしい。2ドルを支払うのも楽しいらしく、自分で払うからと言うけど、それって当り前じゃない。

ハナウマに着くともうかなりの人が降りていて、入口には料金を払う人たちが列になっている。家族で来た時は、いつもハナウマに来て夕方まで泳いだり潜ったりして魚と楽しんだが、今回は気分を味わうだけで十分だね。ハナウマからの急坂を上り、早めにバス停に戻る。シーライフパークから来た始発のバスには、以外に乗ってるね〜!同じことを考えている人たちっているんだなと可笑しくなった。泳いでいないので、このままワイキキの最後のバス停まで乗っていくことにした。



ゲートウェイ近くで降りて、ナイキタウンを覗きながらハレクラニへ到着する。今日はここのロゴショップで可愛いお土産を買うつもり。ロイヤルハワイアンも見たのだけれど、私はブルーの色と、コットン系の素材のものが好きなので、ハレクラニのロゴショップがとても気に入った。主人も、ハワイが好きな人にはいいんじゃないと言ってくれた。

品物全部にハレクラニのロゴが付いていて、頼むときれいなハレクラニのビニール袋を、必要な枚数だけ入れてくれるのがうれしい。この袋にお土産が入っていると、可愛くていいでしょう?と言うと、主人がいいんじゃないと言うんだけど、この辺からどうでもいいんじゃないの口調に聞こえるんだけど。



あのね、全然どうでもよくないの。女の人は、可愛い紙袋やビニール袋でも喜んでくれるのよ。男の人はこの違いがわからないんだよね〜。今度お父さんへのプレゼントは、新聞紙で包んであげようか?ね!素敵でしょう?何だかハレクラニの宣伝をしているようになるけど、本当に可愛くて、お値段も手ごろ。ハワイアンキルト、その他選んでいく。今度ハワイに来るときは、やっぱりここにも来たいな。



こうやってお気に入りのお店を回っていくのは、本当に楽しいね。改修中のショッピングセンターには、どんなお店が入っていくんだろう。お父さん、これで買い物も終わったからゆっくりしようねと私が言うと、主人がやっぱり買っとこうかな〜と言う。何?と聞くと、いや、たいしたものじゃないんだけど・・・じゃあ、早く買いに行きましょう。

     つづく・・・


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ヒルトンの花火(6日目ー2)


無事に替わりの車が来て、みんなを乗せてワイキキに到着。ワイケレで、もう結構ですというくらい歩き回った私たちも、コンドミニアムまで送ってもらってホッと一息。シャワーで足を冷やしても、足の裏からジンジンと音が聞こえてくるような気がする。

今日はヒルトンで花火があるので見に行くつもりなのだが、それまでワイキキビーチに行こうかと主人が言いだした。え〜〜〜〜!サンダルに履き替えたので、元気になったらしい。2人ともビーチサンダルで、ペタペタと音を立てながらワイキキビーチへ。もう少しでハワイも終わりだものね。砂浜で寝転んで体を焼いている人に、すみませんが、そのゴザに私も寝かせてもらえませんかと、思わず言いたくなりそう。



しばらくのんびり見とれてから、ワイキキビーチもいいでしょうとお部屋に帰り、シャワーを浴びてさっぱり。着替えてヒルトンに行きましょう。トロリーに乗ってヒルトンホテルへ。プールサイドのショーを見るために、ワンドリンク付きの椅子が置かれてあるところには、並んでいる人たちがかなりいた。

ショーが終わると同時に花火が始まるのだが、私たちはショーを途中まで見てから砂浜で花火を見ようと、ホテルの砂浜近くのテーブルで、軽く乾杯しながら日が暮れるのを待つことにした。するとムムーやゆかたを着た日本人の20人くらいの団体のおばさまたちが、プールサイドの椅子の列に並ばずに、周囲のかなり段になったところから飛び降りて、どんどん空いている椅子に座っていく。

ホテルの人が並んで料金を払ってくださいと言っているのだが、一切聞かずに椅子を確保していた。隣の日本から来たカップルが、あの段差を飛び降りる根性がすごいよと言ったので、周りにいた日本人は私たちも含め大笑い。転んでた人もいたのよ。本当にすごい根性!



夕焼けが訪れてきて、私たちは砂浜にすわってショーが始まるのを待っていた。ハワイの夕焼けも、今日と明日で終わりだねと私が言うと、主人がまた来ればいいじゃないかと言ってくれた。そうだね。また来れるといいね。その言葉、絶対忘れるなよ〜!!

海岸にいて夕日に見とれていた人たちも、ショーが始まる前にと思ったらしく、みんなで一斉に写真を撮りだした。ワイキキからの海に向かって撮るのとはまた違って、アラモアナ方向の夕焼けの写真もやっぱり必要だよね。素敵でしょう?砂浜にすわっていた私たちの後ろから、音楽が聞こえてきた。そろそろショーが始まったのかな?

プールの周りには、たくさんの人たちが立って見ている。私たちも一緒に見ていると、さっき飛び降りていた人たちとお揃いのムームーを着たおばさまたちが、また団体で現れた。もう椅子に座っているさっきのお仲間を見て、こんなに暗くなっているのに次々にみんなで段差を飛び降りている。こわ〜い!驚くのを通り越して、もう笑うしかない。ホテルの人も、もう何のリアクションもおこせない。ショーを見るより、その人たちを見ている時間の方が長かったような気がする。



ショーも終わりに近づいたころに、砂浜にすわって暗くなった海を眺めていた。後ろからは音楽が聞こえて、前からは波の音が聞こえてくる。気持ちいいな〜〜〜!このまま眠っちゃいそう。音楽が止まった瞬間、ドカーンとすごい音と共に花火が打ちあがった。こんなに間近に花火を見たのは初めて。体の中に音が響き渡ってくるようだ。砂浜に寝転んで、最後の花火が消えるまで楽しんだ。花火が終わると、また波の音が響いている。

名残惜しくて、途中まで砂浜を歩いて帰ることにした。時々砂浜でパフォーマンスをする人たちがいて、たくさんの人が囲んで見ている。私が小さい子供だったら、ずっとここにいると泣くところなのだが、ちょっとおばさんには似合わない。



歩きながら少し涼しくない?と半袖の主人に言ってあげた(私は普段そんなに優しい人ではない)のに、横にいた主人は行方不明。どこ?どこ?しばらく探すと、何と好奇心旺盛の主人は、少し離れたパフォーマンスの輪の中をうろうろしながら、最前列に行こうとしている。傍まで行ってこっちと言うと、はい、はい、わかりましたと言いながら戻ってくる。何だかこんなことにも、もう慣れた。私ってこんなに簡単な人間だったっけ?

病気になってから、ただ気持ちよく毎日を過ごしたいと思うようになった。時々自分だけの世界に浸っていたいなと思うときに、家族が誤解して、心配であれこれ聞いてくるのが面倒なくらい、病気のことはいつも忘れていた。私のことより、自分たちのことをきちんとしてくれた方が、本当は助かるんだけど。

ここで時間が止まったら、失くすものもなくて幸せなことばっかりなのに。私は、いまこの時の日本とハワイが大好きだった。日本でもハワイでも、とても幸せだったのは、ある意味病気のおかげなのかもしれない。ちょっと真面目過ぎ?



それでは、いつものおばさんに戻って・・・・お父さん、お腹すいちゃった、何か食べようね。最後は、やっぱりこの言葉しかない。何にしようかと主人が聞くので、ドカーンと食べたいの一言。意味不明のようだが、この言葉ですべてを表しているんだけど。わかる人はわかってくれるんだけどな。

本当にお腹もすいていたし、足はパンパンになっていた。私の足ってこんなに太かった?むくんでいるのかな?最初から太かった!他の人から言われないうちに、自分で自分に言っておこう。

     つづく・・・


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ワイケレ(6日目ー1)


今日からワイケレがセール期間に入るので、オプションに申し込んでおいた。昔と比べると価格も競争で安くなっている。以前はゴルフやサンセットクルーズ以外にも、フリーペーパーから選んだオプションを使ったことがあるが、今回は自分たちのペースで動きたかったので、これが唯一の申し込みになった。


現れた女性ドライバーは、窓を開けっぱなしてくわえタバコ、裸足で足を組みながら携帯電話。え!裸足の片足で運転するの?なかなかここまでする人もいないでしょう。野球の落合夫人にそっくりなアメリカ人?なのだが、愛嬌はすこぶるいい。ともかく出発しましょう。


ワイケレのオープンと共に到着してクーポンをもらい、最初にラルフへ。セール初日なので、サイズも色も揃っていて買いやすい。日本から来たショップの人らしい2,3人が、手分けしながら、Tシャツをまとめて抱え込んでいる。あっという間に定番の日本人向けのサイズがなくなりそう。




ラルフで思う存分楽しんで(荷物は主人が持っている)、その後バーニーズ、カルバンクライン、ブルックスブラザーズ、コーチ、アディダス、トミーヒルフィガー、フィフスアベニュー、バナリパ、アンクライン、アイゾッド、レスポ・・・・・(2人で荷物を持っている)と回っていく。


途中で軽く食事をとり休んでいるときに、主人がスニーカーも買おうと言い出した。さすがに足が痛くなってきたらしい。私なんか足の裏が麻痺してるって言うの。スリムな主人なのだが、足だけは悲しいかな4Eサイズなので、このサイズでお洒落なものがほしくなったらしい。


何店か見たのだけれど、結局ワイケレにもスポーツオーソリティがあるので、4Eの品数の多いここで選ぶことにした。早く決めてよと言いたいところなのだが、主人が選んでいる間はすわって休めるので、ゆっくりでいいよと何回も自分のために言ってあげる。


時間はあるんだから、本当に気に入ったものを選んだほうがいいよと、主人が決めそうになると迷わすようなことを言い、足の裏のしびれを取っていく。お父さん、ごめんね。私が一生懸命選んでくれていると喜んでいる主人を見ながら、自己中心の悪い妻は、もうワイケレはここで終わり!と決めていた。




買い物もすべて終わり、ワイキキに戻ることになった。相変わらずダイナミックな女性ドライバーの運転で、本当に大丈夫かなとまた不安になる。片手で運転しながら、ノートでバタバタと仰いでいる。たばこを少し我慢して、エアコンをかけてるんだから、窓を閉めた方がいいんじゃないのかな〜。


突然女性ドライバーが車を止めて、オーバーヒートしてしまったので、替わりの車が来るまで待ってくださいと、言い出した。やっぱりな〜。なかには次のオプションの予約時間が迫っていて、焦ったり怒っている人たちもいる。


いったいどこなの?どのくらい待たせるの?英語がペラペラの人がいろいろ聞いても、ドライバーのおばさんは、あなたの英語わかりません風の対応しかしない。まったく、どこまでも困った奴だ!


     つづく・・・


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またまた別行動(5日目ー2)


ワイキキに戻り、主人はロイヤルハワイアンの前のビーチで泳いでいると言うので、私はカラカウア通りを散歩してからロイヤルハワイアンに主人を迎えに行くことになった。主人はいつもこの場所で一度は泳がないと気が済まないらしい。一度泳げばあとはどこでもいいらしく、ハワイに来た〜って実感するようだ。不思議なこだわりだけれど、何となくわかるような気もする。

ワイキキビーチにも人はずいぶん少なくなり、みんなこれから着替えてどこかに食事に行く準備をするのかな ?何時頃までお父さんは泳いでいるつもりなのかな?それは・・・私が迎えに行くまででしょう。できた夫だ!モアナサーフライダーを左手に見ながら、カラカウア通りを歩いていく。インターナショナルマーケットプレイス、昔はもっとにぎわっていたのに〜なんて思いながらラッセンのお店へ。



ラッセンのブームっていつ頃だったっけ?忘れちゃった。いつになったらロイヤルハワイアンショッピングセンターは改修工事が終わるんだろう?わけのわからないことを考えながら、パチパチ、写真を撮っていく。出発する前に、もしいつか入院となった時には、今回のハワイの写真を本やCDと一緒に病院に持っていこうと決めていた。

主人はそれを知っているので、私だけの時間を作ってくれているようだ。新しいデジカメも買ってくれたし・・・と、私はいいように受け取っているのだが。ね、私もできた妻でしょう?でも2人だけで10日間近い旅行の間には、自分だけの時間というのもお互いに必要な気がする。さあ、迎えに行ってあげましょう。



ビーチのはしごをしてすっかり日焼けした主人と、ハレクラニでちょっとひと休み。私はチチで、主人はマイタイを注文する。やっぱりビールがいいな〜と後悔しても、お父さんもう遅いのよ。

なんだかすごく野菜炒めが食べたいんだけど・・・
食い気一筋の私は、ピーマンとか、もやしとか、キャベツとか、ともかくパリパリの野菜がいっぱいの炒め物が食べたかった。ワイキキジョイのカプチーノに行こうと決定。お店の中ではなく、ジョイ側の外にあるここって通路じゃないの?のような場所にあるテーブルで、お味噌汁付き野菜炒め定食を食べる。

気楽でいいね
と主人はここが気に入ったようだ。昔の海の家の食堂だよねビールを飲みながら大きい野菜がゴロゴロ入ったカレーを食べて、とても満足そう。お父さん、全然お金が減らないんだけどと言うと、ステーキやエビはコンドミニアムで作って食べてるからねと主人もよくわかってる。



主人は好き嫌いがほとんど無いので、ハワイでの食事作りは少しも苦にならない。美味しいお肉や、果物、現地のマウイオニオンのように、いい材料を選べば喜んでくれるので、ドレッシングやスパイスまで、一緒に食品選びをするのは結構楽しい。

でもこの旅行は本当に楽しいよ
と主人が言ったように、私も本当に満足していた。こうやって気分よく毎日を過ごせたら、どんなに幸せだろう。やっぱりストレスがないことが、人には一番いい環境なのかな。カラカウア通りでは、あちこちでパフォーマンスや楽しいものが見れる。ドンドコドンドコ踊っている人たちを見て、元気だね〜とつぶやいてしまった。精神的にはすごくゆったりしているのだが、何しろ足が疲れた。

主人は静かなフラより、こんなダイナミックな感じの方が好きらしく、楽しい楽しいと結構エンジョイしている。お父さんも元気だね。どうしてそんなに元気なの?そんな事聞かなくても理由は決まっているよね。やっぱり、お父さんも私もハワイが合っているのよ。



お父さん、まだ明日も歩ける?
と聞くと、大丈夫だよ。いくらでも!なんて恐ろしい返事なんだろう。やっぱりスリムな人は、足にかかる負担が少ないからね。私は足の裏にトクホンを貼りたい状態だった。また明日も頑張ります。

部屋に戻ると、日本から電話がかかってきた。何、どうしたの?お爺ちゃんに何かあったの?びっくりして聞くと、主人の会社から緊急に連絡したいと電話があったという。え〜?お願いしますよ・・・振り払って、明日も元気にいきましょう!

     つづく・・・


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カイルアビーチ(5日目ー1)


今日はお天気もよくて(いつもいいけれど)風がないので、まさにカイルア日和!カイルアビーチは砂が細かいので、風が強いと大変なことになってしまう。トランスファーをもらいながら、アラモアナ行きのバスに乗る。

アラモアナの海側のバス停でカイルア方面に行くバスを待っていると、小学生2人を連れたご夫婦が、ノースショアに行くバスを待っていらした。オプションだと効率的に見れるんですけど、バスで安く楽しもうと思ってと、ご主人が話された。

どちらもいいですよね。ハワイには色々な楽しみ方があるから
と主人。そうなのよね。何か所も回れなくても、バスに乗ってガイドブックを見ながら行くのは、またオプションとは違った思い出になるのよね。きっとお子さんたちの夏休み日記には、・・・・・あれ?小学校?まだここにいて大丈夫なのかな?
 


カイルアビーチは本当にきれい。海の色が全然違う。ワイキキでは風はなかったのに、カイルアは風もあってカイトやウィンドサーフィンにぴったりだ。かなりオプションで来ている人が多くて、みんなでカヤックの準備をしている。

ボディーボードをしている人たちもいたが、ワイキキに比べると波が荒れているので、初心者は疲れ気味。オプションでカヤックを体験している人たちは、いくら漕いでも前に進めず、最後はインストラクターのカヤックとロープでつなげて引っ張ってもらっていた。明日腕が痛いだろうな〜主人はまるで自分が漕いでいるような気分になったらしい。

私たちのすぐそばには小さな男の子がいて、波打ち際に行っては戻るを繰り返して遊んでいる。そのしぐさも、おしゃまなスタイルも本当に可愛くて、ご両親にお願いして写真を撮らせてもらった。可愛いでしょう?



ここにはすぐ横に木陰があるので、海で疲れたら日陰でゆっくり寝ている人たちもいる。白砂はサラサラで、海に入ってもとても気持ちがいい。持ってきたホットドッグや飲み物をとり、マットの上に寝転んでいると思わず爆睡しそう。きれいな空気の中で、波の音が子守歌に聞こえてくる。こんな所に週末にでもこれたら、本当に素敵なんだけれど。都会の排気ガスの中で生活をしていると、なおさら自然が恋しくなる。あ〜、帰りたくない。

そう言えば、まだワイキキで泳いでないな
と主人が言いだした。そう言えばそうだね。ラニカイにまわらなくていいの?と聞くと、ラニカイビーチは次回にとっておこう。戻ったらワイキキでひと泳ぎして帰ろうと、どうも主人はワイキキビーチにこだわりがあるらしい。



カイルアをいっぱい堪能したので、同じ道を戻るのではなく、57番でもシーライフパーク経由でワイキキに帰ることにした。シーライフパークに向かう途中の景色もとても素敵。きれいなビーチがずっと続いて、バスもそれぞれのビーチパークに停まっていく。写真を撮りたいのだけれど、残念ながらバスの窓ガラスが汚れていて、本当に残念。

途中で降りて、知らないビーチで遊ぶのもよいのだけれど、主人がワイキキで泳ぎたいのなら仕方がない。絶対次に来たときは、他のビーチも研究しようね。きっといっぱい素敵な所があるよ。 夏はワイキキからハナウマやシーライフパークに行くバスは混んでいるので、今日は時間的にも早いアラモアナからカイルアに行ったのだが、やっぱり景色は海沿いの方がいいね。今度はここにも来ようねと2人でやや興奮気味になった。



このまま乗って主人にこだわりのあるワイキキビーチで泳いでもらいましょう。なんて私っていい妻なの?自分で自分に感心する(本心です)。

     つづく・・・


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